BEAR


熊胆のう

熊の胆のうは、ポピュラーな生薬でしたが、医薬品に指定されたこと、ワシントン条約の規制対象になったことで、マーケットが縮小してしまいました。 一方、熊の捕獲頭数は、増加傾向で、熊胆のうの在庫も増えています。違法売買を防止するためにも、管理・流通の整備が急がれています。

効果効能

食欲不振、消化不良、胃弱、食べ過ぎ、飲み過ぎ、胸やけ、胃もたれ、胸つかえ、二日酔、嘔吐、整腸、軟便、便秘

ジビエメモ:ツキノワグマとヒグマの違い

日本には、北海道に生息するヒグマと本州に生息するツキノワグマの2種がいます。 ツキノワグマは、東北から中国エリアに分布し、個体が50-100キロです。最近は、生息頭数が増加し、里山での人身事故が問題になっています。 ヒグマは、ツキノワグマに比べ、個体が大きく、100~400キロある日本最大の陸上哺乳類です。コーンやビーツを荒らすため、夏に害獣駆除されます。 どちらも、食味は、繊維は粗目で、牛のテールに似ています。脂は、大変美味で、高級食材として人気があります。

ジビエメモ:偽物がでまわる

熊の胆のうは、高値で取引されていたため、偽物が多く出回っていました。 粗悪品は、ウシやブタの胆汁に植物のリンドウ、オウレン、オウバクなどのエキスを混ぜ込んだものです。 真贋は、見かけや食味では、判断が難しく、調査機関の成分分析が必要です。

熊の脂

熊は、哺乳類では珍しく冬眠をします。そのために、秋までに大量の脂を体に蓄えます。 その脂は、ジビエの中でも最高級品、かつ希少な食材として扱われています。 余分な脂や内臓脂は、猟師やハンターが、調合し、伝統的な家庭薬として、今も重宝されています。 今後、付加価値の高いサプリメント等の利用が期待されています。

ジビエメモ:脂の融点

脂の融点は、脂の旨味、舌触りを決めるうえで大変重要な要素です。ジビエの脂の融点を他の畜産と比較しました。

  • ツキノワグマ:約28
  • アナグマ:約28
  • 猪:28-30
  • 鶏:30-32
  • 豚:33-37
  • 馬:30-43
  • 牛:32-50
  • 羊:44-55
  • 鹿:55

猪、アナグマ、ツキノワグマなど脂(白肉とも呼ばれます)は、融点が低く、脂が珍重されています。中でも熊の脂は、室内温度でも、溶け出すほどです。

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