猟師生活


人間と野生動物の関係を保つ調停人
ジビエを生み出すスペシャリスト

猟師生活とは?


「りょうし」と聞くと、多くの人は海の“漁師”を想像するはずです。例え「山の猟師」と説明されたとしても、それは「大昔にあった仕事の話」と思ってしまうことでしょう。
 驚かれるかもれませんが、猟師という仕事は現代でも存在します。それも、『肉や毛皮を獲って売る』という前時代的な仕事だけでなく、人間と野生動物の間に生まれる様々なトラブルを防ぐという、現代社会において非常に重要な役割を持っているのです。
 このサイトでは、猟師として働く人たちがどのような仕事をし、生活をしているか。現代を生きる猟師の世界をご紹介します。

猟師ってどんな仕事?

「鉄砲を担いで編み笠と蓑を羽織り、獲物を求めて雪山を歩く」、そのような猟師像は今は昔。現代型の猟師は、野生動物の捕獲や防除を様々な猟具を使いこなしながら通年活動する、狩猟のスペシャリストです。それでは、猟師がどのような猟具を使って獲物をしとめているのか、猟師の業について詳しくご紹介します。

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猟師への道

鳥獣保護管理法という法律を持つ日本では、誰でも自由に野生鳥獣を捕まえることはできません。野生鳥獣を捕まえる『狩猟』をするためには、まずライセンスを取得して狩猟者(ハンター)になり、実績を積んで行政から捕獲許可を受けなければなりません。それでは、実際に猟師になるためにはどのような道があるのでしょうか?

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猟師生活

猟師の収入や働き方は、例えば野生鳥獣を捕獲した報奨金のみで生計を立てている人がいれば、捕獲した獲物を食肉(ジビエ)にして販売している人、専業の人や副業の人など人によって様々です。
 そこで、実際に猟師として働いている方を取り上げ、その人がどのような働き方や生活スタイルを築いているのかご紹介します。

藤元敬介さん

山口県周防大島で活動している藤元敬介さんは、地元のミカン農園をイノシシから守る専業猟師です。「まずは地元との関係づくりから」と語る藤元さんの活動は、被害に困る農家さんたち自身が野生鳥獣被害防止に取り組む、新しいきっかけ作りにもなっています。

山本暁子さん

鳥取県国府町に住む山本暁子さんは、大阪都市圏から「Jターン」した移住者です。野生鳥獣を捕獲する狩猟業をしながら、オンラインでプログラマーや塾講師の仕事を請ける山本さんの働き方は、ライフワークバランスを両立させた現代型の猟師スタイルとして注目されています。

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