猟銃

猟師の使う道具として代名詞ともいえるのが猟銃です。猟銃とは、日本の法律上狩猟用途で持つことができる装薬銃(火薬を利用して弾を飛ばす銃)の総称で、散弾銃とライフル銃の2種類に大別することができます。

狂暴で大型の獣を仕留めるために、猟銃は一般的な銃、例えば警察や軍隊で使うような銃に比べて、はるかに強い威力の弾を発射出来るように作られています。そのため猟銃での射撃は、反動が非常に大きく、また山の中を縦横無尽に走り回る獲物に当てなければならないため、かなりのテクニックが要求されます。
 獲物を狙うポイントも、どこでも良いわけではありません。獲物の苦痛を極力小さくするために、脳や心臓といった命中すると即死させることができる「バイタルポイント」を狙います。

趣味で狩猟をするレジャーハンターの中にはしばしば、「獲物が獲れれば何でもいい」という考えを持つ人がいますが、狩猟のプロフェッショナルの猟師は獲物に対して敬意を忘れてはいけません。またバイタルポイントを狙うことは、肉質にも良い影響を与えるため、ジビエのプロフェッショナルとしても狙撃の腕は重要になるのです。

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