猟犬
猟師の心強いパートナーとなるのが猟犬です。猟犬は、人間では気が付かない獲物の痕跡を追跡し、獲物を見つけると鳴いて存在を知らせ、猟師が来るまで獲物の足を止めてくれる、など、様々な業で猟師をサポートします。
猟犬には様々な犬種がいますが、日本の狩猟では主に、紀州犬や甲斐犬、屋久島犬といった、古来から日本の狩猟に携わってきた日本犬と、ハウンドやレトリバー、テリアという名前が付けられた海外産の猟犬が使役されます。
これらの猟犬は、犬種や個体の性格によって、狩猟中に見せる動き(猟技)が大きく変わります。よって猟師は単純に猟犬任せの狩猟をするのではなく、子犬のころから愛情をもって接し、また、厳しくしつけを行い育成をしなければなりません。